観天望気講座

雲のワンポイント講座partⅢ~八ヶ岳の細長い雲の正体は?

八ヶ岳に細長い雲が現れてました。こういう雲を見るとなぜできているのか、推測したくなります(笑)。この日は北西の風が吹いており、写真の左(北西)から右(南東)へと雲が流れていきました。八ヶ岳の北西側には、車山~美ヶ原など級の山が連なっているので、2,000m以下の湿った空気は、それらの山を越えられず、その上にある上空2,500m付近に入ってきた湿った空気が雲を作ったようです。それが標高2,600~2,700m付近にある安定層に抑えられてそれ以上、上に行けず、横岳や赤岳、阿弥陀岳は雲の上にあります。

この雲が阿弥陀岳に沿って上昇して安定層を押し上げていますが、湿った空気は山に遮られてしまうので、阿弥陀岳と赤岳の間の低い場所を通ろうとしています。もう少し勢いがあれば滝雲になったのに、惜しかったです。通常、滝雲は、南東風が吹くとき、つまり右から左へ雲が流れるときにできますが、今回は珍しく逆でした。

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