観天望気講座

雲のワンポイント講座 第6回

昨日は、すじ雲(巻雲 けんうん)と呼ばれる雲が沢山見られました。すじ雲は青い空をキャンバスに白い筆で描いたような、半透明でスジ状の雲です。半透明な雲は、氷の粒でできている雲です。

写真1 5月28日長野県茅野市上空で見られた折れ曲がったすじ雲(巻雲)

このすじ雲には直線状のものと、昨日見られたような折れ曲がった雲とがあります。すじ雲は、この季節では10~13km位の、かなり高い所にできます。雲ができている付近の上下で風の強さや向きが異なる層があると、雲が落下するときに曲がって見えます(写真2)。

写真2

このようなときは、上空に前線があったり、強風帯があったりすることが多く、乱気流が発生することもあります。天気の関係のないこともありますが、梅雨の時期には上空の前線が強まると、地上付近の前線が強まるため、このような雲ができた後、半日から1日後に天気が崩れることがあります。

一方、直線状の雲(写真3)は、上下で風の強さや向きがあまり異ならないときにできる雲です。

写真3  直線状のすじ雲(巻雲)

文、写真:猪熊隆之(株式会社ヤマテン)

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