3枚の写真は、いずれも6月14日に見られた雲の変化です。昨日は大気の状態が非常に不安定で、1時間に100㎜前後の雨が解析され、記録的短時間大雨情報が出されたり、落雷が各地で相次いだりしました。
その不安定な様子は朝から雲に現れていました。午前7時には八ヶ岳にモクモクした雲が湧き上がり(写真1)、8時半には山頂を覆い尽くすほどの入道雲(写真2)。9時前にこのような雲が湧いているときは、大気がかなり不安定と言えます。
その後、昼頃からは強い雨や落雷となりました。写真3の写真では右側が暗く、雲底からは降水の様子も確認できます。雲の全体像は掴めませんが、左奥に見える雲から察するに、この雲もモクモクした雲であったと思われます。
昨日は上空高い所に強い寒気が流れ込んだことで、雲がやる気を出してグングン成長しました。地上天気図だけでは判断できませんが、ヤマテンの専門・高層天気図の500hPa気温予想図や雷確率を使うことで、危険を事前に察知することが出来ます。ぜひご活用下さい。
文、写真:株式会社ヤマテン
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