今回は、写真1に見られるように、一枚の写真で色々な雲が見られましたので紹介していきます。
写真1 一枚の写真に色々な雲が
1.波状雲
雲が波を打ったように見えることから波状雲と呼ばれています。空気中に発生した波によって発生します。
2.レンズ雲
凸レンズのような形をしたレンズ雲は、上空の風が強い時に現れやすい雲です。山では強風のサインとなる雲で、悪天の前兆となることもあります。
3.ひつじ雲(高積雲)
ひつじの群れのような雲で、高積雲と呼ばれる雲の別名です。第12回(http://sora100.net/1pointcourse/2958)で紹介したように、ひつじ雲からおぼろ雲へと変化する際は、天気が崩れていくことが多くなります。
3-a.尾流雲
モヤモヤっと見えている部分は、ひつじ雲が蒸発している様子です。
4.おぼろ雲(高層雲)
ひつじ雲とは違い、空一面にムラのないこの雲は、おぼろ雲(高層雲)と呼びます。おぼろ雲は太陽がおぼろげに見えることから名づけられました。
皆さんも、ぜひ色々な雲を見つけてみてください。
文:窪田純(株式会社ヤマテン)、写真:猪熊隆之(株式会社ヤマテン)
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